2008年潜り初めのこの日は、伊豆海洋公園でのダイビング。 11月・12月に続いて3ヶ月連続のIOP。 satoがダイビングをはじめた2005年5月から約1年間、海況が悪く一度も潜れなかった因縁のIOPだったが、最近は相性が良くなってきたよーだ。 この日はガイドのmariさんと最近毎回ご一緒する女性ゲストと3人でのダイビング。 この女性は全くと言っていいほど深場が怖くないみたいなので、この日1本目は2番の先にある30m以深の3番・4番まで行く事にした。 14リットルを背負って、エントリーしてから先月と同じよーに1番の上まで水面移動して、潜行後しばらく10mラインで移動して2番に到着。 ここで、図鑑でしか見たことがなかったミレニアムマツカサウミウシを発見。 ミレニアムってことは2000年に見つかったウミウシなのかなぁ〜なんて事を考えながら2番の最終地点へ進むと、そこにピカチューことウデフリツノザヤウミウシを発見。 そしてそこから深度を落として、satoにとって未開の地である4番へ！ イサキの大群を眺めながら先へ進み、40m付近で、キンギョハナダイ、サクラダイ、トゴットメバルなんかと一緒に数匹のスジハナダイを発見！ 深場ならふつーに見られるハナダイだが、写真に撮れたのはこれが初めて。 それからmariさんの目を盗んで（笑）50m付近まで深度を落としてみた。新たなハナダイは発見できなかったが、この辺までくるとダイバーに荒らされる事も少ないのか、いろんなソフトコーラルに沢山のサカナが群れていて、そこにはキレイな景色が広がっていた。 その後4番→3番→1番と戻り、オクリダシで安全停止も兼ねて、3人でベニシボリ＆ミスガイ探しをした。 見事に砂に同化してるコブヌメリなんかは見つかったが、この貝付ウミウシが簡単に見つかるわけもなく1本目終了。 続く2本目は、10リットルで1番方面へ。 亀岩を目指して1番を進んで行くと、以前から見られているベニカエルアンコウ、イロカエルアンコウ（オレンジ）が今回も見られた。 その直後、馴れ馴れしい巨大コブダイが手を伸ばせば届くくらいの至近距離まで接近してきた。最近ダイバーのカメラを噛んだ事件があったらしいが、あまり相手にしないでいると、そのうちあきらめて姿を消していた。 そして大き目の岩の上にいた、New Face の黒いイロカエルアンコウを撮影。こんなダイバーの通り道みたいな場所にいたら、そのうち潰されちゃうんじゃないの？なんて心配しながら先へ進んだ。 11月に空振りに終わったフリソデエビ。 まだ同じ場所にいるらしいってことで、確認してみると・・・いました！フリソデエビ！！ でも見えたのは、ハサミだけ・・・・・・ そして亀岩の先端に到着。 その近くに生えてるムチカラマツには、イボイソバナガニがついてた。なんだかロボットみたいで、ちょっと生き物には見えないヘンなカニだ。 そしてすぐにネコザメygを発見。 ネコザメはここIOPで何度か見てるサメだが、そういえばネコザメじゃないサメをまだ見た事がない。 ってことで、そろそろネコザメじゃないサメを見たいなぁ〜 亀岩を後にしてクエ穴まで行くと、穴の入口には巨大クエがぁ！ クエ穴のクエは尾ビレだけ見た事があったが、この日やっと巨大な全身を見る事ができた。想像してたよりかなりデカかった。 食材としてはかなりの高級魚らしいが、このサイズでいくらするんだろか？ その後、数ヶ月前からいるクマドリカエルアンコウの所へ。 satoがこのクマドリを見るのは3回目だが、見る度にお肌がイボイボゴツゴツになってきてる・・・ いつまでIOPに居座るのかはわからないが、このまま成長してどこまでキタなくなれるか見物だ。 オクリダシでは、またもやベニシボリ＆ミスガイは発見できず2本目終了。 最近目撃例のあったツマジロオコゼとボブサンウミウシが見れなくて残念だったが、ディープの世界も堪能できたし、なかなか充実した2Diveだった。

この日の最大深度は、1本目4番での49.4m。 レジャーダイビングの奨励深度は30mとされているが、それから更に約20m深く潜った事になる。 ここまで深くなると水圧でかなり圧縮されたエアーを吸う事になるので、だいぶ息苦しさを感じた。 危険な事はしたくはないが、深場に行かなきゃ見れないサカナがいっぱいいる・・・　これからどんなダイビングをすればいいのか悩むsatoであった。

■　見られた生物　■
スジハナダイ、サクラダイ、キンギョハナダイ、トゴットメバル、イサキ×∞、コブヌメリyg、クマドリカエルアンコウ、イロカエルアンコウ×2、ベニカエルアンコウ、ネコザメyg、クエ、オグロクロユリハゼ、アカイソハゼ、ハナタツ、クマノミyg、ミツボシクロスズメダイyg、、キンチャクダイ、シラコダイ、カワハギ、アオブダイ、ブダイ、コブダイ、イラ、クロフチススキベラ、ニシキベラ、キュウセン、シマウミスズメ、ウミスズメ、ハコフグ、キタマクラ
ミレニアムマツカサウミウシ、ウデフリツノザヤウミウシ、アオウミウシ、シロウミウシ
フリソデエビ、ゼブラガニ、イボイソバナガニ