早いもので2010年ももうすぐ終了。 ってコトで、今年の潜り納めになるこの日は、いつものIOPに行ってきた。 現地に到着すると海況は大荒れで、Entry口で多くのダイバーが波に転がされてる状況。 いつクローズになっててもおかしくない海況だったが、なんとか2本潜る事が出来た。 そんな大荒れ海洋公園での1本目は、砂地の奥から左に折れて、左の際に沿って戻るコース。 深度も移動距離もそれほどではないが、今季初ドライスーツだし最近エアーの消費が速めな感じなので、念のため14Lタンクを選択。 打ち寄せる大波の合間にタイミング良くEntry。 すぐに潜降して、底揺れを利用しながら進んで砂地に降り立つと、この時期恒例の水中クリスマスツリーが出現。 ここでツリーバックに記念撮影！な〜んて歳でもないので、もちろんスルー（笑） シビレエイ、メガレイ、カンパチなんかを見ながら、10月にオオウミウマを見たポイントに到着。 そこのウミトサカにオオウミウマの姿はなかったので、代わりに普通種オキゴンベを撮影。 そして左に折れて左の際へ。 1cmくらいのミチヨミノウミウシを見ながら移動すると、以前から見たかったニラミギンポを発見！ 尻尾だけ黄色いギンポの仲間だか、揺れる水中でカメラを固定しきれずにマトモに撮影できず・・・ こいつはリベンジしなければ。

その周りにいた2匹のオオモンカエルアンコウを撮影してオクリダシへ。 ここでの安全停止を兼ねた浅場の生物観察は楽しいのだが、この日は底揺れ＋ウネリで上下左右に揺られっぱなし・・・これじゃ、楽しく写真撮影〜なんて状況じゃないので、そそくさとExitへ。 波の状況を見ようと手前で一度水面に顔を出すと、陸上にかなりの数のダイバーがいて、みんなこちらを見てる・・・打ち寄せてる波が相当デカいんだろう。 意を決してExit口へ進むと、大波は3発うけたが、なんとか無事に生還できた。機材を降ろして残圧見ると50bar・・・もったいない。10Lでよかったな〜 ところで、砂地で見たメガレイって、ネット上にもあまり写真がないみたいだけど、レアなんだろか？

この日はだんだん西風になる予報で、午後の2本目は海況回復？と思われたがとんでもない！なんだか悪化しているよーにも見えた。そんな2本目は1番の根をぐるっと回って帰ってくるコース。先月同じコースで10Lじゃエアーが足りなくて、同行した皆様に迷惑をかけちゃったので、今回は14Lを選択。

そして波のタイミングを外してスムーズに〜なんて都合良くいくはずもなく、デカい波を1発受けたがなんとか踏ん張り切って、クタクタになりながらも無事にEntry。
すぐに潜降して1番の先っちょのカメ岩に到着した。

ますはキリンミノの幼魚を撮影。コイツは先月見た個体だろーか？



そしてすぐにオイランヨウジを撮影。
先月は尾ビレを広げた写真が撮れなかったが、今回は尾ビレ全開で撮影成功。



深度を上げてしばらく進むと、ちっこいネッタイミノカサゴの幼魚を発見。
最後まで顔をこっちに向けてくれなかった・・・

そしてウデフリツノザヤウミウシを2匹観察。 しばらく進むと、見慣れないカサゴと目が合った。コイツはコクチフサカサゴ？ 普段はスルーするトラウツボとも目が合ったので、コイツも撮影。 お次は、お肌が荒れ気味でかなり大きいイロカエルアンコウを撮影。

オクリダシに戻ると、1本目と同様に体を固定するのが不可能なくらいに水中が揺れている・・・ そんな状況の中、トカラベラ、カンムリベラといった死滅回遊魚を撮影。 その後、岩をひっくり返して生物探し・・・ 黒っぽい体に青いラインがキレイなタナバタウオを発見したが、すぐに隠れちゃって撮影失敗。 そして恐怖の大波ゾーンから無事にExitして2本目が終了。残圧を見ると60bar・・・ 1本目と合わせて残圧110bar。あぁもったいない。 この距離なら次からは10Lでいこう。 娘のminagiはそろそろ生後7ヶ月。来月の海にはyuta＆minagiを連れて行けるかも？

■　見られた生物　■
ニラミギンポ、メガレイ、キリンミノyg、ネッタイミノカサゴyg、オイランヨウジ、オビテンスモドキyg、カンムリベラyg、コガネキュウセンyg、トカラベラyg、オオモンカエルアンコウ×2、イロカエルアンコウ、コウワンテグリ、シケロクウミタケハゼ、クロユリハゼ、シビレエイ、カンパチ、オキゴンベ、キンギョハナダイ×∞、ソラスズメダイ×∞、ミツボシクロスズメダイ、クマノミ、オキゴンベ、ミナミゴンベ、トラウツボ、コクチフサカサゴ、タナバタウオ
ミチヨミノウミウシ、ウデフリツノザヤウミウシ、ヒョウモンダコ